氏家佳祐さんが自動車技術会関東支部2023年度学術研究講演会にてベスト?ペーパー賞を受賞

2024/03/28
  • 機械機能工学科

受賞者
氏家 佳祐 さん(機械機能工学科4年)

指導教員
廣瀬 敏也 教授(機械機能工学科)

学会?大会名
自動車技術会 関東支部2023年度 学術研究講演会(ICATYE)

賞名
ベスト?ペーパー賞

発表題目
旋回時におけるヨー角加速度がドライバに及ぼす影響に関する研究

ujiie

研究目的

ドライビングシミュレータ(DS)は、モーション装置により自動車の運動を提示することができます。しかし、モーション装置は可動範囲が存在するため、自動車の運動を提示後に次の運動の提示に備えて、ドライバに気づかれないように元の位置に戻す必要があります。しかし、これまでにどのように戻したら良いのか具体的な数値は明らかになっていませんでした。この研究では、ハンドル操作に着目し、どのようにシミュレータを動かすとドライバにわからずに元の位置に戻すことができるか検討しました。この結果をシミュレータのモーション装置の動かし方に反映することを目指しています。

研究内容

ドライバのハンドル操作に着目し、ハンドル操作時の車両の回転運動をドライバが感じる感度について調査をして発表しました。実験により右折?左折の運動を感じたかの確認を行い、その結果を分析して発表を行いました。

今後の展望

ドライビングシミュレータは、自動運転や高度な運転支援システムの評価に活用されると考えており、この研究の成果を活用できると考えています。今後は、車両の傾きを伴う運動やドライバの視覚情報が与える影響を検討していきたいと考えています。